ダイビングと健康状態について

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ダイビングと健康状態について

2023/04/20    :

高齢化社会の加速に伴い、近年はダイビングを楽しまれる方の年齢層も上昇傾向があります。
当店でも参加者全員が60歳代以上、、という日も珍しくありません。
また、食文化の西洋化に伴い、若くても高血圧や肥満等の心肺に負担がかかる因子を持つ方の割合も増加傾向にあります。

そして、潜水医学の発達により、これまでは原因不明とされてきたダイビング重大事故の原因が判明するケースが散見されるようになりました。例えば少し前から注目されているのが「浸漬性(しんしせい)肺水腫」と言う疾患です。
※→浸漬性肺水腫についての詳しい記事(DAN-JAPAN)
これは高血圧や肥満、加齢などがリスク要因として挙げられています。

より永く元気に楽しく潜って頂くためには、ご自身の健康状態がダイビングを行うのに問題があるのか? あるとすればダイビングは可能なのか? 可能ならどのようなことに気をつけてダイビングを行うのが良いのか? ダイバーとしてご自身の健康状態を把握し、知識の積み上げをしておくことが必要です。 

ダイビングを行うに当たって、下記チェック項目をご覧になりご自身の健康状態がダイビングを行うのに適しているのかを確認して頂き、判断できない場合は医師の評価を受けて頂くようお願いします。 
 


□てんかん発作や全身けいれんを起こしたことがある。またはそれら発作の予防薬を飲んだことがある。
□狭心症や心筋梗塞になったことがある。または、心臓の手術を受けたことがある。
□心臓や肺の病気がある。
□不整脈、胸痛、労作時の息切れなど、発作的に起こる病気がある。
□気胸と診断されたことがある。
□胸の病気や胸の手術を受けたことがある。
□高血圧である。または血圧を下げる薬を飲んでいる。
□気管支ぜんそくになったことことがある。
□糖尿病でインシュリンを投与している。
□神経障害(半身が動かない、半身がしびれた、言葉を話にくくなったり、目の前が真っ暗になったり等)を起こしたことがある。
□最近5年内に頭をぶつけて意識を失ったことがある。
□糖尿病、甲状腺の病気と診断されたことがある。
□精神病、不安障害、行動障害と診断されたことがある。
□薬物依存、アルコール依存などがある。
□妊娠している。またはその可能性がある。
□ダイビングを行うにあたって支障があると思われるケガや疾患がある。
□肥満である(BMIが35以上)

該当するものが一つでもある場合は医師の診断と評価を受け、ダイビングを行っても支障のない旨の内容が記入された「医師による評価シート」のご持参をお願いします。(※有効期限;1年)



医師による評価シートとメディカルチェックシート
(ご持参頂くか事前に写真に撮ってメール等でお送り下さい)

医師向けメディカルガイドライン
(必要な場合、担当医にお見せ下さい)

 


ダイビング当日はアルコールの影響を無くしておいて下さい。二日酔いでのダイビングご参加はできません。
当日、お酒の匂いがする場合はアルコールチェッカーで確認させて頂くことがあります。基準値(酒気帯び運転レベル)以上のアルコールが検出された場合はダイビングが不可となり、数値が下がるまでお店で休んで頂きます。
キャンセルの場合、ダイビング終了まで宿へお送りすることが出来ません。また、100%のキャンセル料が発生します。

石垣島は離島です。 医療体制は都会ほど整っておらず、万一深刻な事故が発生した場合の救命率は都会に比べて低いと思います。 最悪の事態を避けられたとしても、しばらくの間離島での入院生活があるかもしれず、その間はご家族にも負担がかかります。
健康状態に留意し、翌日潜る場合は夜のお酒もほどほどに済ませましょう。

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