HOME > その他生物
以前から確認していたタコの仲間が居るのですが、ある日、それが泳ぐ際に縦の縞模様が出ることに気づいたんです。
腕の付け根に青い眼状斑があるので、ヨツメダコの仲間かな〜と思っていたのですが、ゲストさんがベニツケダコ(学名Amphioctopus mototi)ではないかと教えてくれました。
特徴を見る限りそれっぽいですね。
このタコ、泳ぐ時にびっくりするような色彩変化をするんです。
先日写真撮影に挑んだのですが、、、なにしろ泳ぎはじめてからのダッシュが速い。。。^_^
一回目のチャレンジでは撃沈してしまったのです。
またいつか撮影してフォトギャラリーに載せるぞ〜〜、、と意気込んでいたのですが、、、
同じ時に撮影したなおみさんが、、、いきなり仕留めてくれましたorg
なおみさんも初めての撮影だったのにな〜〜〜(笑) てか、なおみさん初めて見たのにな〜〜〜。
泳ぎ出す前。。。
泳ぎ始めると・・・
一瞬で。。。
変身します!!! 初めて見た時はおったまげました。
※写真は全て「なおみさま」撮影
深い場所に住んでる種類のようで、観察&捕獲例は極めて少ないらしいですが、同じポイント潜る際には注意して見てみますね。
詳しいガイド会の先輩によると、このような模様になるのはいわゆる「目くらまし」だそうで、捕食者の目を欺くにはとても効果的だそうです。
タコってスミも吐くのに、そのうえこんな風にもなるんですね。
英名は「Poison ocellate octopus」訳すと、、有毒ダコ、、、「毒」を持ってるそうなので、くれぐれも触らないようにしましょうね〜。
いつか自分でも完璧に撮るぞ〜〜〜、、と誓った日でした(^^)
たまに見かける紫色の綺麗なウミヒドラの仲間。
真っ白が一番多いのですが、赤や黄色、うすいピンク色など、いろんな色のバリエーションがあるんです。
こういう生物をいわゆる「生え物」と言います。
最近は「生え物」にかなり注目が集まっててフェイスブックでも「生え物倶楽部」っていうのががあるくらいなんです(笑)
ちなみにウミヒドラは植物ではなく動物で、しかもクラゲの仲間なんです。
カメラ・レンズ NikonD800 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G
光源 INON-S2000☓2
データ F;8 SS;1/250
珍しくウミウシの登場〜、、と思いきや。。。(^^)
ウミウシに付くカイアシ類の一種(コペコーダ)です(笑) 真ん中の下に居るうさぎのマークみたいなやつね。
れっきとした動物で、うさぎの「耳」に見える部分は卵塊です。 卵塊がなければ見向きもされないかもしれないんですが、、、卵塊のおかげで「ミッキーちゃんだ〜〜」とか言って撮ってくれるゲストさんがけっこう居てくれます。
このコペちゃん。 ウミウシが体表に出す粘液を食べて生きているので、片利共生か?? 寄生か??? 判断が難しいトコロです。
ウミウシ本体から栄養を得ていたらまちがいなく寄生なんですが、 体表にだす粘液を・・・と言うのが微妙な所です。
「ウミウシに付いとるんだ」、、と言うのが分かるように、触覚付近にいる所を撮ろうと粘ったのですが、、、ウミウシがゆっくり動く上に、コペも頻繁に素早く動くので、なかなか難儀でした。 たくさん撮ったのですが、全面がウミウシよりも右側に背景があって奥行き感がある写真のほうが良い気がしたので、それを掲載しました。
カメラ・レンズ NikonD300s Ai-AF Micro-Nikkor 105mm f/2.8
光源 INON-D2000☓2
データ F;11 SS;1/125
みんなからセレブと呼ばれているさとこさん撮影のコブシメです。
毎年3月〜4月にかけてコブシメたちが浅場に上がってきて産卵行動を行う間場所があります。
上の写真はオス同士のケンカ。 普段ならダイバーを見るとすぐに逃げていってしまうコブシメですが、ダイバーのことなどお構いなしにメスの争奪戦を繰り広げます。
その後、上記作品は第49回キヤノンフォトコンテストのネイチャー部門で「推薦」に入賞されました。
「推薦」と言うと、、、ベスト8です。 2万点を超える応募からのベスト8ですので、凄いことです!!
おめでとうございます!!\(^o^)/
これはメスの産卵風景。 なんだかちょっと寂しそうな雰囲気の写真ですね。
ブリーフィングで「コブシメたちは産卵を終えるとみんな死んでしまうんですよ」、、と言っておいたのですが、それを踏まえてちょっと引いた画と背景は暗めの紺色で、その最後の営みの雰囲気を出していますね。
何気なく水底を見ながら泳いでいたら、綺麗なお花畑が目に入ってきたので
わざわざ船上にカメラ取りに行って写しました。(^^ゞ
100枚位写して、その時は「もう充分だ」、、と思っていたのですが、
いざPC画面で見てみると、、
なかなかコレといった構図の写真がなくで、残ったのはわずか3枚でした(笑)
こういう被写体はホワイトバランスを思い切った値にして色々遊べるのが楽しいです。
ー追記ー
hanabira yukibana と言う学名が付いたそうです。(2019)
カメラ・レンズ NikonD300s AI-AF MICRO NIKKOR 105mm
光源 INOND2000☓2
データ F;5.6 SS;1/200