マンタスクランブルの場所です。
岸から約1km沖合いの水深9~20mのエリアです。
マンタスクランブルは北に面しているため、北寄りの風に弱いのが特徴です。 風向きが北・北西・北東で、波が2.5m以上になるとマンタスクランブルに行くのは難しいといえます。
例えば天気予報で「北の風やや強く、波の高さ2.5m」・・・の場合、 実際にマンタスクランブル付近でも2.5mの波があるため行くことは難しく、 逆に「南の風強く、波の高さ3m」の場合は、実際のマンタスクランブル付近の波は 1m程にしかなりませんので、行くことができます。
風が南で安定する6月~9月はよほど運が悪くない限り行くことができます。 逆に11月~2月は運が良くないと行くことはできません。
マンタの数が多いのは9~11月で、雑誌にも秋がベストシーズンと書いてありますが、 数にこだわらなければ、マンタはほぼ1年中居ますので、 確実にマンタを見たい方は、行ける確率が高い初夏~夏の間に来られることを お勧めします。
1月 | ほぼ行けない、行けるのは1週間に1日位。 |
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2月 | ほぼ行けない、行けるのは1週間に1日位。 |
3月 | まだ北風の日が多く、行けるのは1週間に2日程度。 |
4月 | 3~5日周期で北風と南風の日が入れ替わり、行けるのは1週間に3~5日。 |
5月 | たまに行けない日がある程度。 |
6月 | 風が南で安定し、行ける確率が高い。 |
7月 | 風が南で安定し、行ける確率が高い。 |
8月 | 風が南で安定し、行ける確率が高い。 |
9月 | 前半は風が南で安定し、行ける確率が高い。 下旬になると北風なり、たまに行けない日がある。 |
10月 | 北風の日が増えはじめ、行けない日が増えてくる。 行けるのは1週間に2~3日。 |
11月 | 北風の日が多く、行けない日が増えてくる。 行けるのは1週間に1~2日。 |
12月 | ほぼ行けない、行けるのは1週間に1日位。 |
「良い場所で待つ」が基本です。これが一番です。
マンタを追い求めて泳ぎ回っても疲れるだけですし、エア消費が早くなってダイビングタイムが短くなります。
又、泳ぎ回ることによって、知らず知らずの間に、「行ってはいけない場所」を泳いでしまったり、マンタにストレスを与えてしまったり、他のダイバーに迷惑を
かけ不愉快な思いをさせることがあります。
エントリーしたら、できるだけ良い場所に行き、 その場所に着いたら、着底してじっとして待つのが一番です。 マンタが居れば必ず近くを通ってくれます。
待っている間はじっとしていなくても、ある程度動いたり、色々な魚たちを写真を撮影してりして 游んでて頂いても大丈夫です。
野生動物ですので間違いなく確実に逢えるものではありませんが、これほどマンタに逢いやすい環境は世界でも類を見ません。
マンタがなぜ川平石崎にやってくるのか・・・まだよく分かっていません。
目的の一つは体のクリーニングです。
マンタスクランブルにはクリーニングステーションの根(水中の山みないなもの)があって、現れたほとんどのマンタは、根の上をゆっくり回りながら体に付いた寄生虫をここに住むベラに取ってもらったり、古い角質を食べてもらったりしています。 手が無い魚にとって、この行動は生きていくために必要な行為です。
でも、それだけならクリーニングステーションは他にもたくさんあるので、ダイバーがたくさんいて居心地が悪いにもかかわらず。わざわざ川平石崎へ来るということは・・・ 何かもっと大切な、川平石崎でなくてはならない理由があるのでしょうか???
いずれにせよ、こんなに確実にマンタに会えて、海況的にも難しくない海は世界的にも珍く貴重な海域と言えます。
(注)当店はマンタのポイントへ行くことはほとんどありません。
行くのは・・・
特に北風の日や出具合が不安定な時はマンタのポイントには行かずに、他のエリアで楽しんで頂く事を優先しています。
「どうしてもマンタ!!」と思われる方は、マンタのポイント近くから出航する川平エリアにあるお店でのダイビングがお勧めです。 皆さん知り合いで良いお店です。個性はそれぞれですので(*^^*)HPを見てご判断下さい(下記参照)